回答終了 【雑談】発行会社と提携先団体の組み合わせについて

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質問ID:9184 現在までの回答数: 2件 今年度質問ランキング:2位 今年度回答ランキング:3位
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質問内容

皆様こんにちは。

日本では、数多くの提携カード(発行会社が団体と提携して発行するカード)がありますが、
発行会社と団体の組み合わせも様々です。

そこでですが、発行会社と団体の組み合わせが決まる背景、理由といったのはどういったものがあると、
考えられますでしょうか?
または、「こういった組み合わせがあるよ」というご回答も大歓迎です。

ANA : SMCC(三井住友カードを指す)、JCB、AMEX、三井住友トラストクラブ
JAL : DC、JCB、MUFG、三井住友トラストクラブ、VIEW
みずほ銀行 : SAISON、orico
三井住友銀行 : SMCC、セディナ
高島屋 : 高島屋クレジット、SAISON
アルペン : 楽天(以前はジャックスだった)

特に興味深いのが、ANAとJALの違いです。
VISAブランドとMasterCardブランドの提携カード会社の違い、
そして、Suia付帯のカードについてANAはSMCCですがJALはVIEWになっています。
また、自社または関連企業に発行会社を持っているのにも関わらず、
別のカード会社との提携カードが存在することも興味深いです。
例えば、JCB付帯のJALカードはMUFGではなくJCB発行となっています。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOも東急カード発行ではなくSMCC発行となっています。
dカードプリペイドもdカード発行ではなくSMCC発行となっています。


初歩的な質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

投稿日時 2021/06/23 06:59

fuzitasoft さんからのお礼

ご回答いただきあありがとうございます。

発行会社と団体の組み合わせについて、
とても勉強になりました。

今後も質問を立ち上げることがあると思いますが、
その時はよろしくお願いいたします。

投稿日時 2021/07/05 09:00


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回答ID:54270 ベストアンサー 今年度質問ランキング:-位 今年度回答ランキング:-位

回答内容

fuzitasoftさん、こんにちは。

 発行元と提携先の関係は、提携クレカを作りたい事業者が「どこに発行と運営を任せるか」で決まると思います。JAL・ANAのフルサービスキャリアがあらゆるクレカ発行運営元と提携しているのは、公共交通機関という立場上、あらゆる層を取り込みたい意図があります。なので、五大決済ブランドを網羅すべく各社と提携しています。VISAかMasterかについてはSMCCでもMUFGでも発行可能です。あとは、それぞれの事業会社が主力銀行を三菱UFJか三井住友かのどちらに位置付けいているかって程度かと。JCBについては自前のクレカ事業が無い限りはJCB本体が発行するのが原則なので、JCBが発行できるMUFGではなく、JCB本体の発行としているのでしょう。
 アルペンについいては、楽天ポイントに乗り換える際にクレカも一緒に乗り換えたということです。Tポイントの手数料高止まりと凋落に対し、手数料が安く求心力が高い楽天とクレカを含めて提携しようとした結果です。
 とはいえ、特定のところに偏っている場合もあります。その例がセゾンとセゾン提携先です。
 セゾンは元々は西武の流通部門だったところから、セゾングループとして西武と距離を置くようになり、西武百貨店をはじめ西友・ロフト・パルコ・無印良品などの数々の小売チェーンや小売商業施設を作っていきました。それらチェーン向けに作られたのがセゾンカードです。現在ではセゾングループ自体が解体されあちこちに身売りされてバラバラになってしまいましたが、今でも西武そごうのクラブオンセゾン、西友のウォルマートセゾン・ロフトカード・パルコカード・MUJIカードなどがセゾンの発行として残っています。

 最近では、提携先・発行元・システム運営元が全て異なるクレカも多数出てきました。自前でクレカシステムを構築・維持せず、大手の既存システムに乗っかって発行しようとするもです。
 例としては、セブン&アイのセブンカードプラスです。セブンカードプラスは、提携先がセブン&アイグループ小売各社、発行元がセブンカードサービス、システム運営元がVISAブランドも含めてJCBです。セブン&アイグループとしては自前のクレカシステムを構築・維持する手間が省け、JCBとしては莫大な固定費がかかるクレカシステムの利用手数料が稼げるため、双方に利点があります。

投稿日時 2021/06/23 10:26

回答補足

fuzitasoftさん、ご返信ありがとうございます。

 セブンカードプラスについては、色々と混乱があるようで「VISAを申し込んだのにJCBから電話がかかってきた」という声も。VISAのwebサービスについては、さすがに「MyJCB」とは名乗れないので「セブンカードWEBサービス」という名称にしていますが、MyJCBと似たようなデザインですから(私はJCB紐付型の会員なのでVISAの状況は分かりません)プラットフォームは同じでしょう。

 あと、JCB本体というのは、昔は銀行系を中心にJCBとVISA/Masterとで発行できる体制が異なっていたからです。
 JCBとVISA/Masterの違いは、日本か米国かだけでなく、JCBはJCB自体が決済システムも発行・運営事業も行うのに対し、VISA/Masterは決済システムは米国で発行・運営は両社の代理店的事業者が行う、というものです。また、VISAの日本国内展開は旧住友銀行(現:三井住友銀行)と旧住友カード(現:三井住友カード)が主体者となったのに対し、JCBは住友とは別の金融事業者3社が設立したもので、競合関係にある以上は双方を取り扱うことができませんでした(Masterは住友にMasterが取り入ったことでVISAとほぼ共通化してしまった)。
 提携先からすると、顧客にJCBかVISAかを選べるようにしたい訳で、同じ提携先でありながらJCBとVISA/Masterとで発行元が異なることになったのです。で、JCBについては自社発行と自社運営をしていたため、「JCBはJCB本体が原則」のようになったと考えます。
 とはいえ、金融大再編・IT化・国際化・キャッシュレス決済の普及と多様化・流通とIT系を中心とした独自クレカ事業者の設立などもあり、クレカ発行運営元が、JCBもVISAもMasterも場合によってはAMEXやUnionPayも取り揃える事業者も出てきています。
 更に、セブンカードサービスのように自前でシステムを構築せず、既存のシステムを間借りするような方法でクレカを発行する発行運営元と提携先が出てきていますし、各決済ブランドからすると、ただの決済システム提供先でしかなかった流通系クレカ事業者が、三井住友カードのように他の提携先との提携クレカを展開してもいます(例:イオンのコスモザカードオーパス 決済システム:VISA/Master/JCBの3決済ブランド 発行運営元:イオン銀行 提携先:コスモ石油)。

 今後JCBが生き残るにはという話にはなりますが、VISAやMasterのように、決済システムの提供や発行運営システムを貸していくだけの事業を高めていく必要があるでしょう。日本国内の人口は減少し市場が縮小する恐れもある上に、コロナ前に活況だったインバウンドを追い風にVISA/Masterしか使えない加盟店が日本国内で増加したことも懸念事項としてあるので。そのためにも、非通信系のコード決済相乗りを実現させたSコード事業をある程度は軌道に乗せる必要があるかと思います。サムライカードがラストサムライにならないように。

投稿日時 2021/06/25 12:53

回答補足

 正直、MUFGがJCBを発行しない理由は私には分かりません。MUFG自体が合併合併でのあちこちの寄せ集めなので、かなり複雑な事情があるかとは思います。シンプルに、汎用性が高いVISA/Masterに絞っているだけかも知れませんし。

 私が「JCBも決済システム提供の事業を高めたらいい」と言ったのは、何もかもVISA/Masterのような決済システム提供専業になるという意味ではありません。あくまでも「比率を高めたらどうだろうか」程度です。そう思わせたのは、JCBはセブンカードプラスのVISAに他に、非通信系のコード決済を共通利用化したSコードをやっていることです。また、VISAプリペイドであるkyashのApplePay・GooglePayはQUICPayです。JCB自身がJCBの枠に留まらず、自社のシステム提供業を高めようとする姿勢が窺えますから。

投稿日時 2021/06/30 14:44

fuzitasoftさんからの返信

shoota0101さん、ご回答いただきありがとうございます。

アルペンカード、セゾンカード、セブンカードプラスについては承知しました。
特にアルペンカードは身内で利用者がいるので、私にとっては身近な変更でした。
驚いたのが、セブンカードプラスのVISAブランドにJCBのシステムが使われている点でした。
これは勉強不足では、今回初めて知りました。

少し疑問点があります。

>JCBについては自前のクレカ事業が無い限りはJCB本体が発行するのが原則なので、
>JCBが発行できるMUFGではなく、JCB本体の発行としているのでしょう。

勉強不足で申し訳ございませんが、JCB本体が原則というのは初耳でした。
shoota0101さんは、なぜJCB本体が原則だとお考えでしょうか?
また、ジャルカードと三菱UFJニコスは強い結びつきがあると思われますが、
JCB本体の原則が優先されるのはどうしてだとお考えでしょうか?

投稿日時 2021/06/24 20:32

fuzitasoftさんからの返信

shoota0101さん、お返事ありがとうございます。

そして、再び疑問点がありますので、お付き合いいただければ幸いです。

>顧客にJCBかVISAかを選べるようにしたい訳で、
>同じ提携先でありながらJCBとVISA/Masterとで発行元が異なることになったのです。

JCB本体が原則とおっしゃる理由は理解できました。
そして、MUFGブランドでJCBが発行できるなのも関わらずそうしない理由は、
MUFGと合併する前のDCではJCBが発行できなかったという歴史があるゆえという、
認識でよろしいでしょうか?

>VISAやMasterのように、決済システムの提供や発行運営システムを
>貸していくだけの事業を高めていく
>必要があるでしょう

1つ指摘しておきたいのが、
決済カード(VISA、MasterCard)とT&Eカード(JCB、AMEX、DinersClub)では、
大きくコンセプトが異なり、
その中でも各ブランドでコンセプトが異なっています。
決済カードは、加盟店開拓権をバラまくことで、ネットワークを強化してきました。
T&Eカードはその名の通り、旅行や娯楽のサービスに特化しています。
そして、加盟店の展開の仕方の違いにより、T&Eカードは決済の安定性もあると私は思っています。
決済カードはイシュア、国際ブランド、アクワイアラのどこかに障害が発生すると、
決済が不可能になる可能性が出てきます。
しかし、一方でT&Eカードの場合で特に本体発行の場合、一部例外を除きイシュア、国際ブランド、
アクワイアラが全て一元的になっています。
また、JCBの場合、加盟店規約によって、
障害時も手書きなどの方法で決済を受け付けることが決められています。

少し横道にそれましたが、
それぞれコンセプトが異なり、そして、
JCBが加盟店開拓があらゆる国のカード会社でも行えるようになった場合、
それはJCBのコンセプトに反しないのかどうかが私は気になります。

これは私の意見ですが、
JCBが生き残るために、少なくとも日本で生き残るためには、
加盟店手数料を引き下げる方法を考える必要があると思います。
仰る通り、日本国内でもVISA、MasterCardのみ利用することができる加盟店が、
増えていると私も感じます。
加盟店手数料はカード会社の収入の柱の1つだと思いますので、
それを引き下げるのは簡単な事ではないと思います。
ただ、それを実現するためにVISAやMasterCardと同じ手法を取ろうとすると、
コンセプトが大きく変わる恐れがあると思います。
しかし、JCBの利益を大きく下げることなくそれを実現する方法を見つけることが出来れば、
JCBの将来はかなり明るくなるのではないかと思っています。
JCBは日本で唯一の国際ブランドのため、
日本のカード業界の将来はJCBにかかっていると私は思います。

投稿日時 2021/06/27 08:32

fuzitasoftさんからの返信

shoota0101さん、ありがとうございます。

>何もかもVISA/Masterのような決済システム提供専業になるという意味ではありません。
>あくまでも「比率を高めたらどうだろうか」程度です。

こちらで得心がいきました。
私もJCBには生き残ってほしいと思っているので、
難しい面もあると思いますが今後の事業展開には期待したいと思います。

おっしゃる通り、会社が合併すると複雑な事情が発生して、
利用者からみると分かりづらいこともありますね。

投稿日時 2021/07/01 07:51


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回答ID:54271 今年度質問ランキング:-位 今年度回答ランキング:3位

回答内容

こんにちは。
昔はメインバンクとしている銀行の系列カード会社などとコラボして提携カードを出すのが主流だったようですけども、近年では株の持ち合いなども弱まって、三菱、三井、住友などという財閥などとの提携も弱まってきているようです。また金融業自体の許認可も緩和されて、業務実績のないところがカード会社を独自に起こしたりと様々なようです。
よって会社同士のしがらみのようなものはなくなってきたので、お互いの会社としての理念などが合っている会社同士が提携することが多いようです。例えばCIで利用される企業の色などです。JALもDCをメインとするJALカードも三菱も赤をイメージカラーと利用していて赤同士でやっていこうなどという発想です、他にもAEONなんかも赤系でJALと提携してたりします。みずほも青を基調としたイメージカラーを使っていて、セゾンも青や緑と似たような色を使っています。
どちらにしてもお互いにwin-winの関係を築けるように、考えのあっている会社と提携しているということと、特定のグループだけに偏ると独占禁止法などの問題も起こるので適度に住み分けしているという側面もあるようですね。

投稿日時 2021/06/23 10:59

fuzitasoftさんからの返信

EXPRESSさん、ご回答いただきありがとうございます。

企業の色というのは、私も存在を感じますね。
似たもの同士の組み合わせですね。

昔はカード会社同士で競い合ってた時代がありましたね(書籍より学習)。
VISAブランドとMasterCardブランドでそれぞれグループが分かれてましたね。

投稿日時 2021/06/24 20:41


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