回答終了 他人になりすまし空き家にカード送らせ詐取

郵便局に勤めています。
わかる範囲でお答えします。
可能かどうかと言えば、可能だと思います。

原則、郵便局で管理している居住者名簿の住所と名前が一致していないと配達は行いません。
ですので、実在する名前でも住所地が異なる（今回であれば空き家）のであれば配達しません。

ただ、カードの到着前に、その空き家に住んでいるとの虚偽の転居届を郵便局に提出していた場合、その届けが虚偽であると気付かずに配達してしまう可能性はあります。

また、カードの到着前に虚偽の転居届を出しておらず、郵便局の居住者名簿では空き家となっていた場合でも、
過去に住んでいた形跡のある方以外に郵便物が届いた場合は安易に返還せず、調査をします。
その場合は、居住確認のお知らせ葉書を郵便受箱に投函します。
「この住所地の◯◯さんあてに郵便物が届いていますが、居住の確認ができないので、郵便局で保管しています。一週間以内に居住の有無を連絡して下さい。」との内容のものです。
この葉書に、「居住しています。」と回答があると、郵便局では新しく転入された方だと判断し、配達します。

その後、偽造した免許証等で窓口で受け取ったのだと思います。
郵便局では、免許証や保険証が偽造されたものであるかどうかは、余程不審な場合（性別が違う、証明書と本人の年齢が明らかに違う等）以外では、見分けるのは困難です。

今回の場合、実在する方の名前だけではなく、生年月日まで把握しているようなので、偽造の転居届を出した可能性が高いと思います。

悪用された方の信用情報については、ネガティヴ情報をつけられたりはしないでしょうが、
CIC等の信用情報機関から申込履歴や解約履歴等を消してもらえるかはカード会社と信用情報機関での調整になると思います。

投稿日時 2015/06/06 09:08