質問内容
近時ノーベル文学賞候補としてよく名前の挙がる村上春樹氏ですが、氏の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」では、主人公がアメックスを燃やすシーンがあります。
はっきりとは覚えていないのですが、氏の他の作品でもアメックスが登場していたように思います。
村上さんはアメックスが好きなのかもなあなどとぼんやり考えておりましたが、最近たまたま読んだ、これも同氏の「ハナレイ・ベイ」には何とダイナースが登場していました。
ただし主人公ではなく、頼りない大学生がダイナースの家族カードを使って浪費してしまうというもので、アメックスとは大分扱いが違う気もします。
そこで一寸興味を持ったものですから、小説全般(小説に限らず随筆やルポルタージュでも何でもかまいません。)でクレジットカードが登場するものがあれば御紹介頂けますでしょうか。よろしくお願いします。
投稿日時 2015/05/20 12:33
gehirn さんからのお礼
回答内容
初めて参加させていただきます。abarth500と申します。よろしくお願い申し上げます。
さて、小説の中身ではありませんので、この質問の趣旨と若干異なるかもしれません。が、私の読んだ本に、ティリエ・マントゥ氏著の、「フランス上流階級 BCBG(ベーセー・ベージェー)」という本があります。1995年の発行ですが、カードについて触れた一文があります。云く「アメリカン・エキスプレスとダイナース・クラブだけが、まだいくらかエキゾティズムをもっていますが、今日は、ほとんど誰でもこうしたカードを持つ時代になりました。」 ヨーロッパでは、もう1995年から、そういう認識だったんでしょうか?
投稿日時 2015/05/20 22:34
gehirnさんからの返信
今日は。初めまして、宜しくお願いいたします。貴重な御回答有難うございました。
プルーストやバルザックが描く社交界は、日本人のしかも庶民である私にとっては理解しがたい上に滑稽とすら思われましたが、些か時代が違いすぎるという面もありました。
その点90年代の、しかもカードのことにも触れているBCBG、大変興味を惹かれました。
さっそく楽天koboで購入しようと思いましたが、電子版がなく、紙版を購入したいと思います。
投稿日時 2015/05/22 12:28
回答内容
gehirnさん こんばんは
経済小説で有名な高杉良氏の作品で「小説 消費者金融-クレジット社会の罠」というのが私の書棚に文庫版でありました。
良識派とされる氏の作品でそれなりに面白かったのですが、政治思想的に若干偏った傾向も見られるため手放しでお薦めはいたしません。
なお、余計なことだとは思いますが、私は村上春樹氏の作品の良さを全く理解できておりません。お前が馬鹿だからだと言われればそれまでなのですが、年間300冊近くを乱読する私には村上氏の作品の素晴らしさを再確認する時間がありません。
投稿日時 2015/05/21 01:30
gehirnさんからの返信
今日は。貴重な御回答有難うございました。
村上作品は合いませんでしたか!残念(笑)。私は単純に面白いと思うのですが、こればかりは相性ですからね。
御紹介頂きました小説らしからぬ題名の小説、いや小説と銘打っているのだから小説らしいのか?は別として面白そうですね。カードが前面に出てきておりますし。
経済小説ってあるんですね。恥ずかしながら知りませんでした。折角の機会ですので、さっそく楽天koboで購入したいと思います。
でもうさぎさんの合間を縫って年間300冊ってすごいですね。。頭が下がります。
投稿日時 2015/05/22 12:30
回答内容
gehirnさま
ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの Inherit the Stars」の、最初の方にジェット機搭乗中に、モバイル・パソコンから、プライベート・ジェットをカードで予約する場面があります
この小説は1977年に発表されました。今から、40年前に小型カメラ付パソコン、モバイル決済、PIN認証が書き込まれています。70年代米国SFの金字塔です。是非、お読み下さい。ちなみに、ホーガンは英国人です
投稿日時 2015/05/20 14:36
gehirnさんからの返信
今日は。貴重な御回答有難うございました。
早速楽天koboで購入し、前のほうを読んでみました。
...すごいですね。
衛星回線と思しき通信機能を持ち、しかもカードリーダー付きのPC。
1977年の作ということは、まだノートパソコンどころかMS-DOSすら世に出る前なのに、作家の想像力・創造力は流石です。
核兵器が意味を成さないという世界観も面白いと思いました。
続きはじっくりと読ませて頂きます。
投稿日時 2015/05/22 12:26
皆様貴重な御回答有難うございました。
御紹介頂きました書籍は、いずれも大変興味をそそられるものでした。
BAにつきましては、全作品を読んだ上で決めたかったのですが、結構時間がかかりそうなので、中々そういう訳にもいかず。。
今回はBCBGのカード事情という異色のジャンル(Bon genre!)を御紹介くださいましたabarth500さんとさせて頂きます。
投稿日時 2015/05/22 12:43