質問内容
ニュースやWEBを見ていると、今年の6月から総量規制が一段と強化されると聞きました。例えば限度額の無いダイナースはどのようになるのでしょうか?もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただければと思います。宜しくお願い致します。
投稿日時 2009/01/02 21:06
回答内容
この問題は私自身も感心を持ってウオッチしておりました。
現在言われている「総量規制」の問題については、貸金業法と割賦販売法という二つの別個の法改正の問題が混同されている部分があるのではないかと思います。私は以下のように認識しております。
(1)貸金業法改正 → キャッシング枠の総量規制
こちらについては既に多くのカード会社から所得証明の提出が求められており、総量規制の実態も大分明らかになってきているように思われます。クレジットカードのキャッシング枠を含め、ローン・キャッシングなど無担保で直接的にお金を借りる場合、その総額が各社合計で年収の3分の1に規制されます。その際の年収の裏付けは源泉徴収票や給与明細などの所得証明書類によって行われ、また個人への貸付(枠)総額の裏付けのため指定信用情報機関が設置され信用情報の統合が図られる予定です。
(2)改正割賦販売法 → ショッピング枠の規制
クレジットカードの分割払いやリボ払いを含め「商品等の購入契約から支払まで2ヶ月を超える場合の取引」の総額を一定(前政権時は(収入-生活維持費)×0.9という案が示されていたようです)の枠内に収める必要があり、その際貸金業法と同様に、指定信用情報機関を設置し、個人の与信額を調査することがカード会社側に義務づけられます。ただし、収入の調査については自己申告に基づくとされ、証明書類の提出は(今のところは)いらないようです。ですので、形式的には現在のカード発行審査とそう大差はないとも言えます。ただ、実質的な審査は厳しくなることが予想されますが。
ここで問題なのは、一括払いの扱いなのですが、行政側も「購入翌月の一括払い(マンスリークリア)は規制対象外」と明確に言っています。
http://www.kansai.meti.go.jp/4syokei/topics/kaisei.html
ダイナースは、ボーナス一括払いをリボ枠に組み入れるという利用枠体系の変更を行いましたが、これは明らかに今回の法改正に対応したものだと思われます。
http://www.diners.co.jp/footmenu/attention/payment.html#anchor1
というのも、このようにショッピング枠を一括払いとそれ以外(割賦販売法の規制対象となるもの)に明確に区分しておけば、一括払いの枠については法改正の影響を回避できると考えられるからです(無論、リボ枠の方は規制対象ですので場合よっては減額や廃止の対象になり得ます)
しかし、私の知る限り、このように一括払いとそれ以外の枠を区分しているカード会社はあまりないように思います。大半のカードは「ショッピング枠=リボ、分割、ボーナス一括などにも使える枠」となっており、この場合、ショッピング枠そのものが法改正の影響を受けざるを得ず、結果的にカード発行や更新が難しくなることが予想されます。
私は個人的に、今後のクレジットカードは、ダイナースがやっているように一括払いとそれ以外の支払い方法で別個に枠を設定する方向に向かっていくのではないかと考えております。
投稿日時 2009/11/19 09:47
回答内容
星の数ほどあるといっても良いクレカ業界、総量規制がを導入するとはいえ、企業活動維持をしなければならないはずですので、確かに審査は強化されるでしょうが、強弱はつけるのではないかと思います。この総量規制に伴い、私は銀行系のゴールドカードを1枚7月に作りました。勝手な思い込みですが、こういう時は銀行系がいち早く強化をする気がしますし、今のうちにと思って。不景気も続きそうですし、カード破産も多くなるのを食い止める目的でしょうし、与信枠も影響を受けるかもしれないですね。個人の属性にばらつきがある時代ですから、カード会社もどういう人にカード発行するか?はある一定の基準を設けて対処するのではないかと思います。総量規制を従いつつ、各カード会社の裁量で、会員獲得という競争激化の時代に入る気がします。なぜ、そのような規制を設けるのか?を考えると、何が大事か=延滞をおこさずに決済を続けるということにつきるのでしょうね。
投稿日時 2009/08/17 12:31
回答内容
今のところはキャッシング、ローンだけみたいですが、これからクレジット枠も検討されるのでは。クレジット枠の現金化でローンを組む人もいるみたいですから。
投稿日時 2009/08/14 10:17
回答内容
クレジットカード&電子マネーがっちり活用術の本によると、キャッシングもショッピングもおよその目安が150万円みたいですね。現在、キャッシング規制法が、各カード会社が地ならしをしており、借りれているキャッシング額、とそれぞれクレジットカード機能についているキャッシング額が総計で150万円を超える人に関しては、源泉徴収証の提出をお願しているようです。私もゴールドカードなどについているキャッシング額をすべて10万円にし、ローン設定に関してはゼロにしました。普通のカードはキャッシング機能を外しました。そしてキャッシング設定をすべてのカード合算で100万円にしました(150万円を超えるなら、源泉徴収証を提出)。一応、来年まで様子見です。そしてショッピングもやはり同じようで、各所有しているカードの限度額を例えば、総収入ー生活維持費x政府が定める%で各個人の限度額を設定されるみたいで、まだはっきりしていないみたいですが、(例)仮定で8枚カードを所持、400万円の年収に対して生活維持費を差し引き政府の%で算出し、240万円と設定されたら、簡単に計算すると一枚あたり30万円の設定になる感じですので、カードの搾りこみが必要です。そしてカードリボで50万円以上の買い物残債があると要注意な感じですね。おおよその目安がショッピングもキャッシングも150万円みたいですね。この150万円という額の設定ですが、キャッシングのみかショッピングのみかそれとも両方あわせて150万円なのか、いまいちはっきりしてませんね。今の段階では、ショッピングとキャッシングは別々のものに設定されてますけど。
参照は「貸金改正法」とかで検索してもらえれば、政府のHPに辿りつきます。また、冒頭の本の「クレジット…」の本の最後から2ページに詳細が書かれており、今回はショッピングもキャッシングも公的書類は提出の義務も無く、自己申請でよいみたいです。
投稿日時 2009/06/08 16:31
回答内容
以下の記事で、改正割賦販売法の改正を根拠に与信枠が規制されることに触れています。ショッピング枠についてもいずれ各社の方針や変更点が明確になるのでは。
ダイナースについても、非公開ながら実際に枠はあるので影響するのでは?
# ホルダーとしてはその枠の大きさがメリットなので頑張って欲しいところです
更に記事では総量規制とともに、米国型クレジットスコアサービス導入の予見を触れていました。
枠の確保のために、当然ながら各社で問題のないヒストリを積むことが肝要ですね。
# あの国のサブプライム問題や昨今のデフォルト急増など・・・今後も規制は続くのでしょうね
投稿日時 2009/03/07 15:43
回答内容
クレディセゾン様と三菱UFJニコス様にメールにて質問したところ、クレディセゾン様からはプロセッシング業務提携カード以外のセゾンカードの与信枠は現段階で共通となっており、今後UCカードとの統合も進むという回答を、三菱UFJニコス様からは現在MUFG・DC・UFJ・KC・NICOSと別枠の与信となっているものを三菱UFJニコスとしての一体の与信に統合してゆくとの回答をいただいております。
各社とも、健全なカードホルダーの利便性を損なわないような努力を行っているようです。
投稿日時 2009/01/09 10:43
回答内容
国からはダイナースや他の限度額のケタ違いに高いステータスカードに対して具体的な案や指示は出ていないはずなので総量規制の導入に伴い今後の課題になっていくと思います。
このままでは例えばダイナース等の限度額も顧客の持ってる他のカードの与信枠に影響も受けて下げなくてはいけなくなってしまうし直接収入の無い専業主婦などはカードが持てなくなってしまったり。そしてカード会社自体の存続も危なくなってくる悪い連鎖が起きてしまうような...
投稿日時 2009/01/04 00:59
nightfox0115さんからの返信
ご回答有難うございます。気になったので本日メインバンクであるCITI、三井住友銀行に確認したところ、総量規制が本格的に始まるのは12月で、キャッシング、カードローンが対象で、50万以上借り入れがある場合は、源泉徴収が必要になるとの事です。ショッピングリボは金融庁から具体的な指示が出てないそうです。いずれにせよ、ノンバンク系は間違いなく淘汰されますし、ダイナース、アメックスにも影響が出てくるのを危惧します。引き続き情報がありましたら、ご教授致します。
投稿日時 2009/01/04 01:28
aigis様のショッピング枠の内容は、共感する部分があります。全てのクレジット会社がカード発行の際に、申し込み者に対して厳選徴収票の提示を求めるのも実質不可能だと思います。また、実際にそれが義務付けられたとすると、カードの申し込み件数が減るのと、カード会社は枠の設定に困難をきたすのではないかと思います。
強制解約を迫られた際に、某プロパーが行う、口座の明細を見せなさい、、、は相当毛嫌いされていますから。
投稿日時 2009/11/23 15:29